編集長のイチ推シ 日本のバウムクーヘン発祥の地似島でバウムクーヘン作り

広島市似島臨海少年自然の家

住所広島市南区似島町字東大谷182番地
電話082-259-2766
ホームページhttp://www.cf.city.hiroshima.jp/rinkai/
アクセス広島港(第5桟橋)〔似島汽船〕   
↓フェリーで20分
似島港
↓徒歩20分、または、車15〜20分  
似島臨海少年自然の家

似島の歴史

明治時代、似島には、第一検疫所、第二検疫所が設けられました。
明治から終戦までの長きに渡り検疫所では多くの将兵や武器などの検疫が行われました。昭和になると、軍馬の検疫をするための馬匹検疫所が設けられました。そして、1945年8月6日、ヒロシマに原子爆弾が投下されると、第二検疫所は臨海 野戦病院になり、一万人の被爆者を収容しました。治療の甲斐なく亡くなられた方々は馬匹検疫所の一角に火葬されることもなく埋葬されました。第二検疫所は空前絶後の臨時野戦病院隣、その遺骨や遺品が戦後数多く発掘されました。

少年自然の家の重末さんより似島の歴史について分かりやすく説明いただきました
第二検疫所の重要な生活用水の水源として利用された井戸や、原爆被曝者のご遺体が火葬された「旧陸軍運輸部馬匹検疫所焼却炉」など、戦争の悲惨さを伝える遺構が保存されています

バウムクーヘンの歴史

第一次世界対戦時には検疫所内に似島独逸人俘虜収容所 が設けられ、多くのドイツ人捕虜が収容されていました。独逸人捕虜の”カール・ユーハイム”は捕虜収容所で仲間たちのために菓子を焼いていました。1919年3月4日、物産陳列館(現原爆ドーム)にて、似島独逸俘虜技術工 芸展覧会が催され、これが日本人とユーハイムが作ったバウムクーヘンが最初に出会ったできごとです。

バウムクーヘンの作り方

まず生地作りです。12個の卵を卵黄と卵白に分け、卵黄には砂 糖・溶かしたバター・薄力粉の順 に入れペースト状になるまで混ぜ ます。卵白はよく泡立てメレンゲを作ります。2つを合わせて生地の完成です。
次に焼く作業。炭火の上で竹に塗った生地をきつね色になるまで焼く、生地を塗る、焼くを生地が無くなるまで繰り返します。だんだんと大きくなっていきます。生地作り約30分、焼く作業約60分で大きなバウムクーヘンが完成しました。

その① 生地作り

❶卵を卵黄と卵白に分けます
❷卵白は泡立て器でかき混ぜメレンゲを作ります「つの」が立つまでよく泡立てます
❸-1溶きほぐした卵黄に砂糖を入れて混ぜ合わせる
❸-2次に溶かしたバターを加えて混ぜ合わせる
❸-3薄力粉を3回に分け加えて混ぜ合わせる
❹卵黄を混ぜたボウルに泡立てた卵白を入れて、混ぜ合わせます

その② 焼き方

①初めに竹の棒を炭火で温めます

②おたまを使って竹の棒に生地を塗ります
③竹の棒を軽く叩いて余分な生地を落とします
④炭火の上でゆっくり回しながら、きつね色になるまで焼きます
⑤生地を塗って・焼いてを繰り返し、ボウルに作った生地がなくなれば完成

材料(6〜8人分)

薄力粉300g
砂糖300g
バター270g
12個

用具

ボウル 2個
泡立て器
おたま、しゃもじ、包丁、まな板、
バーベキューコンロ、炭、竹の棒(空気が抜ける穴を開ける)

※竹を芯に使用する場合は、熱で破裂しないよう 空気が抜ける穴を空けておきます

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